
こんにちは。創作眼鏡職人の徳永です。
今度の創作メガネの嫁ぎ先は
僕の自宅兼工房から車で30分ほど。
どんどん緑が濃くなっていくこの道が好きです。

山深い地へ向かいます。

「来るとき鹿に気をつけろよ」
のアドバイスに納得。
着きました。表にはIRON CRAFTの文字。

その方との出会いは今から10年ほど前。
「仕事で溶接をするから眼鏡がすぐ傷むんだ」
そんな会話からだったと記憶しています。
ぶっとい腕、
眼鏡の奥の優しい眼、
温和だがしっかりした口調、
後でその方が数々の鉄の芸術作品を生み出す
アイアンアーティストだと知り
なるほど!と思ったことを記憶しています。
先生からは「物創りの先輩として言わしてもらうけどなぁ」
などと心に染み入る深いアドバイスを頂く事もしばしば。
言わばアートの先生。
その背中から色々な事を学ばせて頂いてます。
ログハウスの中には先生の作品の数々が




鉄のヘルメット。その名は「100万馬力」

http://www.robo.co.jp/hokusei/gallary/gallary/kondou/
http://viva-artdesign.com/tenran/0709kondo.html

今回の手作りメガネのデザインは人柄がにじみ出るラウンド型。
累進レンズには理想的な上下視野を確保しています。
さらにアイポイント微調整が可能なクリングスパットを採用。
テンプルはお約束のマッスルウェイヴ。
研磨前

研磨後

フロントからテンプルへ流れる曲面にこだわりました。
ラウンドなのに不思議な引き締め感があるのは
ブリッジの極端なアールとサイドの上昇ラインに
秘密があります。

初めてお会いした約10年前、こんな眼鏡を掛けて頂きたい!
というイメージがすぐ頭に浮かびましたが当時のお店には
イメージ通りのフレームは無く、また、当時の僕は
まだそれを創作するすべを知りませんでした。
今になってやっとそれが実現した事がとても嬉しいです。
その人の顔に納まって初めて完成する僕の創作メガネ。
その瞬間がやって来ました。

う~んベストマッチ!!

またひとつ僕の創作メガネが旅立って行きました。
創作眼鏡職人 徳永
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